旧町名継承碑「西萩町」

旧町名継承碑 西萩町

大阪市内には、住居表示実施前の旧町名に関する「旧町名継承碑」が、街のところどころにあります。

西萩町(西成区)の旧町名継承碑です。旧弘治小学校の北東角にありました。

旧町名継承碑 西萩町

マンガ『じゃりン子チエ』で登場人物が暮らす街として描かれている「西萩」と同じ地名で、作者はこの付近の出身でもあることから、『じゃりン子チエ』のファンからはこのあたりが舞台ではないか、いやもっと北東側の萩之茶屋あたりのほうが街の雰囲気が似ている、さらにもっと北に行って通天閣付近ではないかなど、いろいろな説が出されているそうです。

旧町名継承碑の案内板をみてみましょう。

旧町名継承碑 西萩町

 当町は明治初頭、西成郡今宮村の一部であった。大正一四年大阪市に編入され西成区西萩町となった。昭和四八年一一月住居表示の実施にともない花園北二丁目・鶴見橋一丁目・旭一丁目・萩之茶屋二~三丁目の各一部となった。

町名は当町域付近に所在した萩の植え込みを持つ二軒の茶屋「萩之茶屋」に由来し、南海電鉄の駅名として使われたのち、駅の西側に位置する地域であることにより名付けられたものである。

今宮戎神社の北側にある廣田神社(当時は同じ今宮村でしたが、現在は行政区としては浪速区になっています)の門前に萩の植え込みを持つ茶屋「萩之茶屋」があり、南側にその茶屋の支店が設置されたと伝えられています。

秋にはハギの花が咲きほこっていたそうです。

大阪市では、市の花とともに、各行政区ごとに区の花が制定されています。西成区の区の花はハギです。区の花の制定の際には、茶屋「萩之茶屋」の言い伝えが踏まえられたそうです。

どこかの橋下徹とかいう大阪市長(当時)は、あろうことか「萩之茶屋小学校」を「おぎのちゃや」と2度にわたって言い間違える大失態を犯しましたが、単に漢字が読めないというレベルではなく、大阪市の行政を預かる立場で歴史的なものを踏まえればありえないことです。